Dearともだち
「…ありがとうございました」


優しい

優しすぎる


まだこんな典型的な男子がこの学校にいたなんて



「何?」

「なんでもない・・・です」





なんか後ろから異様な視線が感じる


これ以上話しをしたら、ややこしそうになる気がして涼香達の所へ戻った



「奈美、上野君と何話して来てたのよ!?」

早姫が興味津々に聞いてきた



イヤ、あんたが飛ばしたボールでしょうが


「でも気をつけた方がいいよ?」

涼香がボソっと言う


「祐実、上野君の事好きらしいから。」



やっぱりか
でも大丈夫。

あたしは熱しにくく、覚めやすい最悪なパターンだから

それに

「別にそんな気、絶対ないし」


また円陣パスを始めた
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