Dearともだち
肌色
「ただいま」


「あ、お帰り」



お母さんがあたしの顔をじっと見る


「な、何!?」



「なんか奈美、明るくなったなって思って。最近までずっと、死んだ魚みたいだったし」


死んだ魚って・・・





でも

お母さんの言った通りな気がする


最初は学校が憂鬱で仕方がなかった。

けれど最近、やっと普通になれた



って言ってもまだ、あたしに対する虐めがなくなったわけではない


「きっとこれからだって!楽しくなるのは」



「辛くない?」




あたしは頭を横にふる


あたしには心強い見方がいるし



きっと

大丈夫
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