Dearともだち
花色
5時40分に目覚まし時計が鳴る


美香からもらった手紙をポケットにしまった








教室には既に祐実と他2人が来ていた


2人のうちの1人は愛華。




ギュッと腕を握る

大丈夫

あたしは大丈夫


「まじ、うざいんですけど」


祐実がそう呟くと横の2人が笑い出した




「あたしに、どうしてほしいの?」

笑い声を引き裂くように訪ねる


「消えてほしい」

間をおかず帰ってきた言葉



体が一瞬、震えた


「どうやって?」


負けないから

今はまだ泣かない



手紙を入れたポケット辺りを強く握る


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