あの世へ旅立ったあなたへの片思い
ちょうど季節は夏だった。            夏休みに入り彼と私はよく会いデートを重ねた。               一緒に歩いていると彼が私の手に触れたかと思うと私の手を握った。                 初めて手を繋いで歩いた。            周りの世界がまるで違って見えた。                    彼氏がいるってこんなにも幸せなんだって改めて思い知った。                    彼は照れくさそうに               (俺運命かんじてるんだ)            と言った。                   思わず(私も)と言った。            まさかこんな私に彼氏ができるなんて奇跡に近い不思議な気持ちだった。
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