かえるのおひめさま
「どーりでなまあたたかいと思ったよー」
と私はポリポリと頭を書いた
「おい!」と王子は私を睨む
「なんだよー。ごめんよー」
「いや、そうじゃなくて、あの…」
王子は飲みすぎたのかモゴモゴしてる
「なんだよー。どしたんだよー?」
「いや、あのな…」
「おうおう」
私は腰に手をあてて胸を張った
「お前が好きだっ!」
「そかそかー。オイラも好きだぞ」
「いや。そうじゃなくて…」
「おーじー。のみすぎだぞー」
「ひとりの女としてお前が好きなんだ」
「ええぇっ!」
私は飛び上がりそうなほど
びっくりした
「でな…」
「それ以上は言うなー。ありがとね」
私は笑って答えた
王子に言われるまで私は
自分の気持ちに気付かなかったのだ