放浪カモメ
鴨居とメグはそれから南下し続け、鴨居の大学のある千葉へと向かっていった。

家に着いた鴨居はメグと一緒にその部屋でしばらく住むことにした。

しまい込まれた旅のセットはもう一度だけ、この先鴨居の手によって開けられるこになる。









そして。

あの日の夜にメグの身体には新しい命が宿っていたことに二人が気付くのはもう少し先になる。


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