放浪カモメ
「大丈夫だった?無理矢理勧誘されてたんだろ?」
「あ、ありがとうございました。えっと……」
杉宮さんの優しい笑みにオレは妙に安心したのを今でも覚えてる。
そして、杉宮先輩が握手を求めるように手を差し出した。
「俺、杉宮要。君は?」
オレはその手を握り替えそうと、手を出す。
「鴨居友徳です。杉宮先輩ありがとうございました。って…………え?」
杉宮先輩はオレの手を取ると、ぐっと親指だけを握る。
「あの、先輩……?」
そして何故か自分の手に持っていた朱肉にオレの親指を押しつける。
「あの……これって。」
そして、これまた何処から取り出したのか分からないが、部活やサークルの入部届けに俺の朱印を押し付けると、あっけらかんと言い放ったのだった。
「鴨居くん…英文化研究会へようこそ☆」
(えぇーっ!!!!あんたが本当の悪徳勧誘なんかい!?)
これがオレと杉宮先輩との初めての出会いだった。
「あ、ありがとうございました。えっと……」
杉宮さんの優しい笑みにオレは妙に安心したのを今でも覚えてる。
そして、杉宮先輩が握手を求めるように手を差し出した。
「俺、杉宮要。君は?」
オレはその手を握り替えそうと、手を出す。
「鴨居友徳です。杉宮先輩ありがとうございました。って…………え?」
杉宮先輩はオレの手を取ると、ぐっと親指だけを握る。
「あの、先輩……?」
そして何故か自分の手に持っていた朱肉にオレの親指を押しつける。
「あの……これって。」
そして、これまた何処から取り出したのか分からないが、部活やサークルの入部届けに俺の朱印を押し付けると、あっけらかんと言い放ったのだった。
「鴨居くん…英文化研究会へようこそ☆」
(えぇーっ!!!!あんたが本当の悪徳勧誘なんかい!?)
これがオレと杉宮先輩との初めての出会いだった。