【短編】片想いに貼る薬


夏休みがあけて

文化祭が近づくころには

わたしたちは

フル稼働。

毎日暗くなるまで

学校に残っていた。


あなたと過ごす毎日は

輝いていた。

ほんとうになにかが

光ってるわけないけど

わたしには

そう見えた。



アキラとは家が近かったから

生徒会のあと

毎日一緒に

電車で帰った。



ちょっと早く

生徒会が終わった日には

ファーストフードで

ちょっと寄り道。



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