【短編】片想いに貼る薬





学校に塾にいそがしかったけれど

アキラとのたまの寄り道

唯一の息抜き時間




アキラから

ある噂を聞いた




あなたが医学部を目指していることは

わたしも知っていた

地元に大きな病院があって

そこは私立の大学付属だった



わたしは

あなたから何も聞かず

当たり前のように

あそこに入るのかな?

なんて

勝手に思い込んでいた。



< 27 / 48 >

この作品をシェア

pagetop