夢と現実~恋人はホスト~
「ねぇ、どうして私なんか、選んだの?」
星空の下で抱きしめられて、まるで夢見たいだった。
「…最初は可愛いなぁ…だったんだけど。俺、小柄な子が好きだったから(笑)」
「可愛くなんかないよ。言われた事ないもん。」
「そんなこと無いって。…話していくうちに、いつも一生懸命なんだなって。尊敬するようになったし、元気をもらってる。」
「尊敬だなんて…。」
言い終わらないうちに、またキス。
熱い熱い、キス。
のりくんの煙草とワインの味。
バルコニーから寝室へのガラス扉を開けて、
キスを繰り返し、のりくんは私のブラウスのボタンを、私はのりくんのワイシャツのボタンを外しながら、二人ベッドに沈んだ。
あまりにも絵に描いたような恋。
絵に描いたような幸せ。
どうか、この恋が、幸せが、
永く続きますように・・・・