夢と現実~恋人はホスト~
「もうメニューは言ってあるんだ。勝手に決めてごめんね。」
「ううん。ありがとう!」
決めてもらってた方が助かるよ。
何頼んで良いか分からないもん。
字は読めるんだけど…意味が…(汗)
「ワインで良い?」
「うん。」
少し右手を上げてウェイターさんを呼ぶのりくん。
その仕草も慣れていて、惚れ惚れする。
テイスティングをして、「じゃ、これで」なんて、私とは世界が違う!
「のりくんて、こういうの慣れてるよね。」
「あぁ、小さい頃からよく家族で来てたからね。」
どんな家族!?
って私が心の中で叫んでいるとき。
「一緒に暮らさないか?」