夢と現実~恋人はホスト~



結局、ユキとカナミは顔を見合わせて「私達は和食食べたいから、他行くね!」なんて言って、別行動に。

私は、サユリに連れられてホテルのロビーで田端さんを待った。


7時。

「すいませんね、お待たせしました。」

と言って、さっきのスーツから名札を取っただけの状態で現れた田端さん。


歩いてバラード通の坂を下り、路地を入った所にある建物の2階のお店。


中は常連さんばかりみたいで、楽しそうな会話の中食事したり、ダーツを楽しみながら飲んだりしてる。


「うわ~、ステキなお店♪♪」


「でしょ?ここはガイドブックには載ってないから、隠れ家なんだ。」

流暢な語で注文する田端さん。



「バンクーバーには長いんですか?」

サユリが質問。

「入社してすぐからだから、6年目になるかな?」

「え、今おいくつ…?」

これは私の質問。

「(笑)何歳に見える?」

って、合コンかよっ(ツッコミ)

しかも男のセリフじゃないよ…

「私たちと変わらないくらいかと…」

「嬉しいなぁ。僕、28ですよ。」

「えぇ~見えない~~」

これはサユリね。







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