夢と現実~恋人はホスト~
次の日は自由行動。
私達4人はホテルを出てバラード通の坂を上り、ロブソン通へ。
ここは沢山のショップが建ち並び、日本でもおなじみのカジュアル・ブランドや高級ブランドもある。
お土産に服や鞄を選んだり、自分用にお買い物したり。
女の子の買い物って、何時間あっても足りないんだよね。
「ミカ~、昨日どうだった~?」
「どうって、田端さんとサユリとでご飯食べて…、あ、田端さんて私たちと同じ大学だったんだって。」
「え~マジ??めちゃ偶然じゃん。」
帽子を色んな角度で被りながら鏡と睨めっこするユキ。
「あ~でもな~、ミカって旅先で恋なんてしそうにないしなぁ…」
「ユキ、私、別にタイプじゃないってば。それにサユリが狙ってるっぽい…?」
「え?私狙ってなんかないよ。ただ一緒にご飯したかっただけだし。」
サングラスを物色中のサユリが参加。
「しかも、私が思うに、向こうはミカが気に入ってるみたいよ。」
「えええ???うっそぉ。ありえないよ!」
ちょっと大きな声で注目浴びちゃった私。
「なんでそう思うの?サユリ。」
サユリが言うには・・・