-HIRO-
ヒロのお家は広くて、お部屋が三つあった。

そのうちの一つのお部屋がヒロが普段使ってる生活スペースみたいで・・・

「ほら、服着替えて布団いけ~!」

ヒロのジャージを渡される。

『ありがと~』

半分寝ながらヒロの服を着て布団に入る。
ヒロの匂いがする服のお陰で更に眠くなる。

「おやすみ!」

そういってヒロがソファーの上に寝転ぶ。

『・・・ヒロソファーでねるの?』

「ん?一緒に寝るわけにいかないだろ?」

『やだ、サッカーやって疲れてるじゃん!あたしソファーで寝る!』

「大丈夫!早く寝なさい」

『やだぁ~!!・・・じゃぁ一緒に寝よ?』

「・・・・はいはい。」


そして同じ布団で一緒に寝た。

お互い背中向けて・・・

でも、背中に当たってるヒロの背中のあったかさとか・・・

服からも布団からもするヒロの匂いとか・・・

全部、落ち着いて、久しぶりにあたしは熟睡できた。
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