BlueBird~幸せの青い鳥~
「私は大丈夫だょ。
突然あと10分にはびっくりしたけど。
それより、私こそ昨日連絡返さなくて、用意も遅くてごめんね…。
私なんかを、せっかく誘ってくれたのに。」
私は、昨日連絡を返して無かった事を謝った。
そしたら伊原君は、急に真顔になって私に言った。
「なんかじゃないよ!
青野さんだから誘ったんだよ!
俺は、青野さんがいいんだ。」
私の目を力強く見て、余りに真剣に言う伊原君に圧倒されて。
「う…ん。」
って一言しか返せなかったけど。
私の心は、その一言に
すっかり掴まれて
暫くの間、身動き一つ
とれなかった。