BlueBird~幸せの青い鳥~
電車に乗って20分
着いた場所は
個展?
の様だった。
何本か路地を抜けた所にある
古いレンガ作りの
小さめの建物…
洋風のカワイイ
でもちょっとアンティークっぽくて
良い雰囲気の
小さな小屋みたいで、ステキ。
「青野さんこっちだよ。」
そう言って伊原君は私の手を引いていく。
私の手と伊原君の手が触れて、体温が伝わってくる。
温かい手だな。
しかも意外とおっきな手。
引かれるまま、その建物の中に入った。
不意に繋がれた自分と余りに違う手を実感し始めて、何か照れて汗ばんで来ちゃう。
思わず、ジィ~っと繋いだ手を見ながら歩く私。
入口のチケット売り場らしき場所まで来て伊原君は慌てて手を離した。