BlueBird~幸せの青い鳥~
「気に入った?」
思わず見とれていると、伊原君が横で微笑んでいた。
「うん…。
凄くステキ。」
私がそう言うと
「良かった。」
一言だけ言って伊原君も、1羽だけ描かれた青い鳥の絵を見てる。
ここには沢山の絵があって、パステル画も水彩画も油絵もあって
描かれている物も色々あるけれど、
この絵の前だけ私は立止まって動けなかった。
まるで描かれた青い鳥に、何か訴えられているそんな気分になった。
不思議だけど…。