BlueBird～幸せの青い鳥～

「あ…そうだ真瑠。
ちょっと待ってて…。」



パパはそう言って部屋を出て行った。



暫くして戻って来たパパの手に、小さな包みと一通の手紙。



「コレは渡しそびれてたバースデイプレゼント。

で、これはさっき話した春樹くんから来た手紙。」



私の手に乗せる。



「パパ…ありがとう。
開けていい？」



パパは嬉しそうに頷く。



真っ赤なツヤツヤした包装紙に包まれた、手の平サイズの小さな箱。


丸い半透明のケースが入っていた。


開けると中にはシルバーのピアス…。


ハート型の中に、小さいホワイトの石が入ってる。



「これ、ホワイトターコイズ？」



「真瑠の誕生石。
真瑠にいつも幸運がある様に。

去年は欲しい物聞いても、教えて貰えなくて、結局あげれなかったから今年は勝手に選んできちゃった。
気に入らなかったらしなくてもいいから、受けとるだけ受けとって。」



私の問掛けに、照れながら言うパパ…。



「うんん。
可愛い…。
ありがとうパパ…。」


パパに笑顔でありがとうを言った。