BlueBird~幸せの青い鳥~


それから一時間。


俺はたまに感じる真瑠の視線に気付きながらも、集中して仕事をした。


デスクワークが終って、ふぅっと息をつきながら時計を見ると午前11時半。


周りはまだデスクに向っていたり、室内を整理していたりしている。


室長の槙さんがみんなに声をかけた。



「みんなーそろそろ終りにするぞー!
12時には解散出来る様に、分担して残り終わらしてくれ。」


「「はぁ~い。」」



みんな時計を見て、それぞれ動き出す。


またデスクに向って仕事をしている真瑠に声をかけた。



「青野さん。
何か手伝える事ある?」


「あ…えっと…じゃあファイル送るので数値確認してもらって良かったら出力してもらっていいですか?
あ、コレ資料です。」


「了解。」



俺は笑顔で受けとる。

すぐに真瑠のPCからデーターが送られて来て俺はチェックをする。



今月の企画部内の受注状況のデーター。


エクセルに見やすくまとめられていて、15分位でチェックが終わった。





< 204 / 247 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop