BlueBird～幸せの青い鳥～

なんか遊ばれてる？


私…。


…違うよね。


きっと場を和ませてくれたんだ。


きっと私の表情も態度も、朝から固かったから。


しかも私茅流さんに失礼な態度とったままだし。


具合悪いのを手当てしてもらって、思いを告げてくれたのに怒って家から出て行って。

しかも茅流さんは、きっとハルくんなのに私覚えてないし…。



なのに…


なのに。


お昼誘われて、何のこのこついて来てるんだろう…。


私がサイテーだ。



「青野さん…？
ごめん…ふざけすぎたよ…。」



茅流さんは今度は心配した顔で、私を覗き込んで言う。


違う…


茅流さんのせいじゃない…


今ここで暗くしたら、更に申し訳ないよ。


楽しくしなきゃ。


これ以上


ガッカリされたくないよ…。

今まで他人なんてどうでもいいって、どう思われてもいいって思ってたのに


茅流さんには


ハルくんには


イヤな子って思われたくないって思うの。




自分が自分じゃないみたい…



不思議な感覚…