BlueBird~幸せの青い鳥~
「わたし…
……………たの。」
ぼんやり家を見てたら真瑠が話出した。
呟くみたいに、小さな声で。
「ん?」
俺が聞き返すと、手に収まっている缶をギュッと握ったのが分かった。
真瑠も家を見つめながら
またゆっくり話始めた。
「私…ね…。
思いだしたの。
ハルくんの…事…。」
「うん…
…………ん?」
今…ハルくんって?
そう言った??
俺の聞き間違いじゃなくて
ハルくん
そう言った??
俺は今完全にフリーズ気味で、頭の中は明らかに動揺してる。
俺を見て真瑠は申し訳無さそうな顔して俺を見てる。
「えっ!?
いつ…??」
「昨日……。」
嬉しいハズなのに、何かびっくりし過ぎて突然で…
思考回路がついていって無い。
ホントに驚くと人の頭の中はこうなるんだな…。