BlueBird~幸せの青い鳥~


「良かったな。
真瑠…。」


「お父さん…。」



お父さんが優しく笑って私に言った。



良かったなって言葉に、今までの色んな事が蘇って来て涙が出そうになる。



「真瑠が生まれた時に、彼氏何か出来たら追い返してやるとか思ってたけど…、ハルくんじゃ反対のしようがないよ。

真瑠を頼むなハルくん。」



「おじさん…。
ありがとうございます。」



ハルくんはそう言って、お父さんに頭を下げた。



「さっまだまだ飲むぞ~。
ってあと10秒だぞ!

3・2・1!
おめでとぅ~!!!」



「「開けましておめでとうございます。」」



お父さんとハルくんは、乾杯をしてまた飲み始める。


何年ぶりか分からない位久しぶりに、賑やかに年を越した。





< 235 / 247 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop