BlueBird~幸せの青い鳥~
「良かったな。
真瑠…。」
「お父さん…。」
お父さんが優しく笑って私に言った。
良かったなって言葉に、今までの色んな事が蘇って来て涙が出そうになる。
「真瑠が生まれた時に、彼氏何か出来たら追い返してやるとか思ってたけど…、ハルくんじゃ反対のしようがないよ。
真瑠を頼むなハルくん。」
「おじさん…。
ありがとうございます。」
ハルくんはそう言って、お父さんに頭を下げた。
「さっまだまだ飲むぞ~。
ってあと10秒だぞ!
3・2・1!
おめでとぅ~!!!」
「「開けましておめでとうございます。」」
お父さんとハルくんは、乾杯をしてまた飲み始める。
何年ぶりか分からない位久しぶりに、賑やかに年を越した。