BlueBird~幸せの青い鳥~
レストランから、歩いて5分位の所にある俺のマンション。
駐車場に止めた車に案内する。
「どうぞ。」
俺が助手席のドアを開けてあげると、
「ありがとうございます。」
真瑠はそう言って、戸惑いながら乗り込む。
俺も乗り込んでエンジンをかけて車を出した。
クリスマスの街
イルミネーションがどこも綺麗に飾ってあって、気を緩ませるとうっかり見とれてしまいそうな位輝いてる。
助手席の真瑠は、外の景色をぼんやりと眺めてずっと黙ってる。
考え事してるのかな?
レストランにいる時は、笑っててくれたのに。
街のイルミネーションよりもずっと魅力的な笑顔で…。
こんな時に楽しい話の一つも出来ない俺の方が
緊張してるのかもな…。
何て思って軽く落ち込む俺。