魔神戦記 the MOVIE 2!
DEPARTURE to the Abyss
MIRROR & GATE
………ウノサス達の決意は見せてもらった。
問題は…
「深界への道は一つしか無い。
次元のねじれに入るんだ。
そこで次元の脈動を感じ、次元の流れに同調し、次元の法則に身を委ねる。
つまり…」
「とにかくねじれた次元を深く深く、とことん進んで行く…ってことか?」
ウノサスの意見は端的だが、
「まぁ、そういうことだ。
深界は文字通り、ねじれた次元の奥底に近い場所から辿り着ける。
…と言えば簡単に聞こえるだろうが、実際に次元のねじれで存在を保つのは至難の業だぞ?
本来存在しない空間の中に、そこに存在しない者が侵入し、肉体と精神を維持させる…
想像を絶する苦しみを経験することになる」
「心配するな。
俺達は既に、その手の異空間での活動は何度も経験済みだ。
存在を喰らう空間、存在しない仮想空間…
今考えると、かなり無茶してきたたよなぁ、俺達」
…ウノサスは遠い目で語っているが、こいつらは俺が想像していたよりも遥かに修羅場をくぐり抜けて来たようだ。