魔神戦記 the MOVIE 2!
「とりあえず、な?
その文化のギャップの件は、一旦は置いとこうぜ。
ラチがあかねェわ」
ルシヴァナが、もう考えるのが面倒臭いといった感じでボリボリ頭を掻く。
そして、
「で、いつ深界に行く?
今すぐか?」
俺としては今すぐにでも行動開始したいが…
「どうします?
こちらの世界での我々の義務がある以上、全員で行く訳にはいかないでしょう」
…そうだな。
彼らには彼らの、この世界での使命がある。
それに万が一…
いや、今は最悪の場合を考えるのは止めておこう。
「この件の言い出しっぺだから、俺は当然行くぜ」
「もちろん私もね」
ウノサスとラシス。
「俺も赴こう。
電脳空間での戦いの時は補佐だったが、やはり後方支援というのは俺の性に合わん」
リ・シュウ。
来てくれると言ってもらえただけでも頭の下がる思いだ。
「俺達四人は二対二で分かれるのが賢明でしょうね。
俺とルシヴァナが留守を預かることにします」
「ま、ウノサスと龍ならバランスが取れてて良いんじゃねェか?
…あ、ところでディノウン。
あの巨乳娘は?」