魔神戦記 the MOVIE 2!
「深皇の護衛か…」
「ああ。
究死配者(きゅうしはいしゃ)と呼ばれる、その名の通り『相手に究極の死を配る者』が3体。
熱風の火葬者・クトスタ。
腐土の埋葬者・ナラクア。
災渦の溺誘者・ダグマス。
凄まじい力を持つ奴らを倒しても、更に恐ろしい深皇が後に控えている。
次元を跳躍し、疲弊している俺達に連戦は無理だ…
が、カルトルの追撃から逃れるには、不可侵領域たるリュエーに侵入する以外に無い。
一体どうすれば…」
『…リュエーに向かうぞ。
エルダ、案内を』
紅龍め、俺の話を聞いてなかったのか!?
「皆を乗せて長距離・超次元を移動してきたお前が一番疲労してるんだろうが!
もう少し考えて…」
『俺に策がある』
この逃げ場の無い危機から脱出する策だと?
「エルダ、リ・シュウは最も信頼できる最高の策士だ。
今はリ・シュウの策を信じて、リュエーに向かう選択をしよう」
リ・シュウにしろ蜂姫にしろ、俺はまだ彼らが得意な分野を知らない。
だから今は、ウノサスの言葉を信頼するしかない!
「…分かったよ。
リュエーへは俺がナビする。
どんな策かは知らんが、それに乗るしか無いじゃないか、まったく!」