Angel

「君、名前は?」

頬杖をつきながら、軽く首を傾げる仕草が凄く愛らしい。

「高野純、あんたは?」
「あたしは、華」

これが、俺と華の出逢いだった。




「純!お前さっき、すっげー美人と話してなかった?!」

入学式のため、体育館へ向かう途中、達也と秦が絡んでくる。

「あー、なんか話しかけてきた」

俺の返事に、なんで純だけ!とかなんとか言って騒いでる。

そんな2人を置いて、さっさと体育館へと歩いた。
< 7 / 12 >

この作品をシェア

pagetop