複雑家族
私は何も身に着けず。ドアを開けようとする英斗君に駆け寄って行った。


「行かないで!」


そして英斗君に抱き着いてしまった。


「どこにも行かないよ?」

そう言いながら英斗君は私を抱きしめ返した。


「俺のこと好きになってくれた?」


私は言葉にはせずにうなずくことにした。





「…わかってる?これは浮気だぞ?俺の父親を裏切ることになるんだぞ?」

「いい。いいの!それに私をこんな気持ちにさせたのはあなたでしょ?」

「そういえば、そうだったな」


そして英斗君は私のおどこに優しくキスをした


「愛してる。かすみ」

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