複雑家族
英斗は小さな溜め息をついて。シャワーを浴びはじめた。そして数分後、朝ごはんを食べ始めた。しかし食事中なぜかすごく気まずかった。そして私は話を切り出した。


「ねえ?美香。もうすぐ受験だけど。勉強、うまくいってるの?」

「まあ」


かなりそっけない態度に私はちょっと驚いていた。同じく英斗君も


「なんだ?その態度は?かすみさんはお前のことを心配して言っているんだぞ?」





「かすみさん?」


美香は冷たい表情で英斗君を見ていた


「お前、西羅高校受験するんだろう?気をゆるまないようにしないと。危ないぞ?」

「私が受からないとでも思ってるの?」

「…そんなことは言ってないでしょ?」

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