【BL】No Titlexxx
Prologue
他人が怖かった。
それでも、
独りぼっちが寂しかった。
生きてるのが辛かった。
それでも、
死ぬ勇気はなかった。
「ほら、拾ってやろうか…?」
何も持ってなかったオレに
名前を居場所を愛情をくれた女(ひと)も
オレを置いて逝ってしまう。
世界はいつだって残酷で、
神さまなんて俺は信じない。
「これからは俺が愛してやるよ。」
だけどアンタと出逢ってから、
少しは世界を愛せる気がしたんだ。
空の上に神さまは居ないけど、
俺には海の女神さまがいるから………。
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