愛のカタチ
たいして変わったものなんて何もない。
むしろ、生活に必要最低限なものしか置いていない。
でも何故か、ひとつの倒された写真たてから目が離れなかった。
俺は立ち上がり、その写真たてをおこした。
「ッ!!!」
そこに写っていたのは、光と俺のよく知る人物。
どうして...?
時間が止まってしまった様な気がした。
「あっつ!」
でも、この声が俺を現実世界に戻って来させた。
何もなかったかの様に写真たてを元に戻し、声のした方へ行ってみる。
「何やってんの?」