愛のカタチ
似てた。
なんとなくだけど、
そんなにはっきりと写真を見たわけじゃないけれど、2人の顔が似ていた気がした。
「あったよー。」
聞いて確かめてみようか考えていると、光が砂糖を持ってやってきた。
聞けなかった。
写真たてを倒しているのだって、なにか理由があるんだろうし。
何より、
離れてほしくなかった。
会ってすぐに気を許しすぎだとは自分でも思う。
でも、もうここ以外に俺の居場所なんてないから。