愛のカタチ
「ありがと。」
貰った砂糖をコーヒーに入れる。
こんな風に、今までしてきたことが溶けてなくなってしまえばいいのに。
でも、そんなことは出来ないから。
だからあの時...
あれ?
そう言えばあの時とられた愛銃はどこいったんだ?
「光?俺の銃持ってる?」
「んー?」
光はコーヒーを飲みながらこちらを向いた。
「あー。持ってるよ?何、返してほいしの?」
あの、そんなに睨まないでください。別に恐いわけじゃないけど。
「ちょっとは大切なもんだから。」
捨てたくても捨てられないのは、あの人から貰った物だから。