愛のカタチ
「うーん。じゃあ、あんたのことを教えてよ。」
「俺のこと?」
こいつはほんと、予想出来ないことしかしないな。
「うん。今まで何してたのかとか。銃だって、一般人が簡単に手に入れられるような物でもないでしょ?」
光はコーヒーをテーブルに置いた。
「來斗。何を隠してるの?」
あぁ。
もう本当にこいつにはかなわない。
捨てられない物を手放せるんだから、俺のことなんて話さなきゃいいのに。
ねぇ、なんでだろ?
話したくてたまらないんだ。
話さなきゃいけない気がするんだ。