恋愛禁止令

ゆりは多少びっくりしたような表情で僕を見つめ



「翔君は、同じ塾なので知っていましたよ」



ゆりはそう答えた。



「そうだったのか」



父は笑っていた。ゆりは僕に笑顔を見せてくれた。そして、数日後。再婚し、一緒に暮らすことになった。



そして、僕は自分の部屋にいた。



「ゆりと同じ家。まるで夢みたいだ。うん。ゆりというかゆりお姉さんかなあ。ｸｽｸｽ」



僕はまわりから見たらかなりひかれると思われるが本当にゆりが好きだった。するとノックをし



「入るぞ」



と言いながら、部屋の中に父が入ってきた。