悪魔と禁断契約(結婚)
「ね?あなた、セイなんですか?」
「ふ!今ごろ気付いたのか?俺だって気付かなかったのか?」
「いや。なんとなく気付いていたけど。やっぱりあなただったんだ?」
「そうだ。…!指輪ちゃんと指にはめていてくれたんだなあ?もう捨ててしまっていたのかと思っていたが」
「だって契約したから、あなたと。」




私はセイを見つめていた




「そうだなあ」




セイは笑っていた。私は初めてセイが笑っているところを見た。
「さあ帰るぞ?ここじゃ、やりずらい」
「え?」

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