18歳の女王様~うちらの選んだ道~
「てか2人もそのくらいいるの??」

私はヤスとマリオにも聞いた。

「おう。そんくらいじゃん!」

「まぁ、俺はヤッただけの女とかはいないけど!一応付き合うし♪」

ヤスがニヤニヤしながら答える。

「。。。あ、皆すごいね!」

「てか若いうちに遊ばないと損するから♪」

「いやーマジびっくりだよ私は」

「いや実花のがびっくりだよ!!私の周りみんなチャラいし♪」

由美が楽しそうに笑う。

結局このまま由美のチャラい体験話しが始まり解散した。

意外にもヤスは「終電間に合わなくなるぞ!!」と私達を心配してくれ早めに店を出て駅のホームまで送ってくれた。

「じゃあ俺達はホーム逆だから!またな♪」

ヤスが私達に手を振る。

「うんバイバイ♪」

私も手を振った。

由美と2人。。渋谷駅のホーム。

帰宅するサラリーマンやギャルで溢れている。

「こんな電車乗るの嫌だ。。」

由美が言った。

「私も無理。。。」

そして私達は改札をでてタクシーで帰宅することにした。

由美もたまにしか電車には乗らないらしい。。

腕には新しい高級時計をしていた。

今はホストにもハマっているらしい。。。

「私、ホストで一度に100万使ったこともあるよ」

鼻高々言っていた。

そんな由美の話を聞いて私ももっと稼がなきゃ。。そう思った

これがまた私の変なヤル気になってしまった。。。

人間はどんなに満たされていると思っていても、自分の上を見た時に満たされていなかったことに気づくんだ。。
< 131 / 551 >

この作品をシェア

pagetop