18歳の女王様~うちらの選んだ道~
「。。。あ、はい」

そこに居たオヤジ。。

いやオヤジにしては若すぎる。。

少し太っていてリュックを背負っている。

相手も緊張しているのか、挙動不審だ。

「。。。えっと〜」

二人とも緊張していたのか言葉がでてこない。

だけどこれじゃダメだ。
私は開き直り話しかけた。

「じゃあさっそくパンツなんだけど。。どーする?」

その言葉に少し相手がニヤけた。

「アユミ様にまかせます。お金はありますから」

任せるって何だよ。。

「じゃあもう一度確認するけど生脱ぎで一万円でいい?」

「はい。だけどここじゃ生脱ぎ大変だからアユミ様、トイレで脱いできてそれをボクにください」

え。。?生脱ぎしなくていいの?

「。。あっ、わかった!じゃあここで待っててくれる?」


「はい待ってます!」

私は少し思っていた感じと違うのに違和感を持ちつつも一人駅のトイレに入るとパンツを脱いでポケットにしまった。


そして本当にあいつは待っているのか。。

そんなことを考えながらも小走りで階段へ向かった。


「あっ、おかえりなさい!」

タバコを吸ってちゃんと階段の後ろで待っていた。

「あっはい。。これ」

私は周りに人がいないかを確認するとポケットから素早くパンツを出して相手に渡した。

「。。ありがとう」

するとニッコリと初めて笑った。

そしてポケットから綺麗に折りたたんだ一万円を私に渡してくれた。

「。。ありがとうございます」


たった5分の出来事だった。

私の手には一万円。

こんなに簡単に一万円を稼いでしまった。。
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