18歳の女王様~うちらの選んだ道~
「じゃあ実花は?」

ヤスに聞かれる。

「私。。。?」

正直、今まで将来のことなんて考えたこともなかった。

今が楽しければいい。

それしか考えていなかった。

そしてでた答え。

「うーんとね、大好きな人の側に居られたらいいなぁ」

これが今思う私の正直な気持ちだ。

「ぷっ!実花、カワイイね♪」

私の答えにヤスが笑った。

「えっ。。なんか変?」

「いや!そうじゃないけど、今好きな人がいるんだなぁと思って♪」

ヤスが言った。

「あっ。。。」

その言葉にまた恥ずかしさが込み上げた。

その好きな人がヤスだから。。

そしてマリオが言った。
「てかそれってヤスだろ?♪」

「えっ。。?」

いきなりのマリオの発言に私の心臓はドキドキしている。

「はぁ?違うよなぁ〜?すぐこいつは俺の名前出すんだよ♪」

ヤスが笑いながら言った。

「アハハ。。。」

私は何も言えなかった。

「いやだってなんか実花ってすげーヤスに意識してる気するんだもん♪」

「えっ、そう?」

私は動揺が隠しきれない。

「はいはい!実花もうこいつの言うこと無視していいよ♪」

ヤスが言った。

「。。。。うん」

本当はヤスが好きなのに言えないよ。。

そしてマリオも諦めて何も言わなくなった。

そしてヤスが言った。

「俺はその好きな奴とうまくいってほしいなぁ♪って思うよ」

さりげなく言った言葉。
それに言い返せない自分がすごく虚しかった。
< 210 / 551 >

この作品をシェア

pagetop