18歳の女王様~うちらの選んだ道~
翌朝。。

「実花!!起きて〜」

私は元気なハルカの声で目が覚めた。

「。。あっうん」

「ちょっと!学校行くんでしょー?実花が言ったんだからね!」

「えっ!。。忘れてた」

「忘れてた?もう!ほら、制服取ってきたから着替えてさっさと行くよ!」

ハルカは昨日預けたコインロッカーから私の制服も持ってきてくれた。

「。。ありがとう」

そして私は5分でシャワーを浴びた。

「私スッピンで行くわ。。。」

「えっ、本気?」

「うん、学校でメイクする!!」

「。。じゃあ私もそうするわ」

そして二人、久しぶりに制服に着替えた。

「うわぁ〜うちらマジ高校生だね♪」

「マジだぁ♪なんか気分が若返る♪」

「あはっ!なんか変な感じ♪」

「でもスッピンだよ。。」

「うっ、もう仕方ないよ」

「じゃあ行きますかぁ!」

「いえ〜い♪」

私達は寝ている綾ちゃんを起こさずにそっと店をでた。

そしてそのまま駅からタクシーに乗り込む。

やっぱり朝の通勤ラッシュの電車には乗る気にはなれなかった。

「〇〇高校まで!」

「。。はいよ」

きっとタクシーのオヤジも通学にタクシーを使ううちらを見ておかしいと思っているだろう。
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