18歳の女王様～うちらの選んだ道～

「えっ。。ハルカ！ちょっとどうしたのよ！！」

私と綾ちゃんは慌ててハルカの隣に座った。

「ハルカ何かあったの。。？」

「どうしたぁ？私達に言ってごらん？」

「う、うん。。ぐすん」

やっぱり何かあったみたいだ。。

私達はとりあえずハルカを落ち着かせた。

「ゆっくりでいいから。。気持ちが落ち着いたら話して？」

「うん。。もう大丈夫」

涙で目が真っ赤になっていた。

「あのね。。。裕ちゃんに妊娠のこと話したんだけどさぁ。。」

「うん。。」

「絶対に喜んでくれると思ってたのに。。なんか暗くなっちゃって。。」

「えっ、裕ちゃんが？」

「うん。。なんか嫌がってるような感じだった。。」

「はぁ？意味わかんない！」

それを聞いて綾ちゃんがイライラし始めた。

「私はね。。裕ちゃんの赤ちゃんだからすごく嬉しいんだけど裕ちゃんからしたら違うのかもしれない。。」

そしてまたハルカの目に涙が溢れた。

「えっ、裕ちゃんはそれを聞いてハルカに何て言ってきたの？」

私は聞いた。

「う～ん。。少し距離置きたいって。。」

「はぁ？マジで言ってるの？」

「うん。。だけど私は産みたいって言ったんだけどさぁ。。」

「何考えてんだろう！！頭おかしいんじゃないの？」

「。。。だけど突然だったから」

「そんな問題じゃないよ！距離なんて置いてる間にもハルカのお腹はこれから大きくなっていくんだよ？マジ裕ちゃん許せない。。私が言ってあげようか？」

「。。。ありがとうでも大丈夫、私は裕ちゃんのこと信じてるから」

そのハルカの言葉に私は何も言えなくなった。。

それを横で聞いていた綾ちゃんも何も言わなかった。。