18歳の女王様~うちらの選んだ道~
ハルカを送ると私は部屋に戻った。

綾ちゃんはまだそこに座ったままタバコを吸っていた。

「ねぇ。。ハルカ大丈夫かなぁ?」

私は綾ちゃんの横に座った。

「。。。いや何とも言えない」

綾ちゃんは言った。

「私、なんか裕ちゃんの事が不安だよ。。」

「うん距離置くとか意味わかんないよ」

「。。。もしもって事を考えちゃう」

「。。。そうだね」

きっと綾ちゃんも不安でいっぱいだったと思う。

「裕ちゃんは距離を置いて何をしたいんだろう。。」

「。。。きっと何か言えない事か嘘をついてることでもあるんじゃない?」

「えっ?それって例えば?」

「うーん。。他に付き合ってる女がいるとか。。」

「。。。もしそうだったら許せない」

「でもなんかハルカの話を聞いて綾はそんな気がしてきた。。」

「。。。本当に?」

「うん、そうじゃなかったら何のために距離を置くとか言うのかわからないもん」

「。。。ヤスとか何か知ってるかな?」

「あっ、そうだよ!ヤスなら何か知ってるかも。。」

「えっじゃあ聞いてみようかな?」

「まぁ、ただ男の友情ってやつが邪魔して何か知ってても黙ってるかもしれないけど。。」

「。。。そっかぁ」

「それよりも綾はそんな裕ちゃんを信じてるハルカのことが本当に心配だよ。。」

「本当だね。。いくらうちらが悪く言ったとしてもハルカの大好きな人だもんね。。」

「。。。うんその気持ちもわかるしなぁ」

「。。。うんそうだね」

今の私達もハルカと同じくらい好きな人いるもんなぁ。。

きっと私達が裕ちゃんの事悪く言ったらハルカが悲しむだろう




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