18歳の女王様~うちらの選んだ道~
「どうした?」



電話を切った私にハルカが言った。



「あっ、なんか綾ちゃんも今からここに来るって!!」



「あっそう。。じゃ綾ちゃんにも聞いてもらわなきゃね」


ハルカが下をうつむいた。



「そうだね。。。」



裕ちゃんのこと。。



綾ちゃんに話したら何って言うだろう。。



きっと私と同じで。。



裕ちゃんのこと殴りたいくらいムカつくと思う。





それから30分くらいが過ぎた時だった。。



ピンポーン♪



玄関のチャイムの音が鳴る。



「綾ちゃんかも!!」



ハルカがすぐに玄関に行った。



「あっいらっしゃい♪」



下からハルカの声が聞こえる。



綾ちゃんが来たみたいだ。



二人が部屋に入ってくる。



「あっ、実花もじゃん!!」



綾ちゃんが部屋に入ってくるなり私を見て言った。



「えっ、何が?」



「その腫れぼったい目だよ♪」



「あっ、これかぁ。。」



「あははっ♪なんか二人とも相当泣いたみたいだね♪」



綾ちゃんが笑う。



私とハルカもまた笑った。



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