18歳の女王様~うちらの選んだ道~
そしてハルカは綾ちゃんを見つめ話し始めた。



「私ね、お腹の赤ちゃん。。一人で産んで、一人で育てるつもりなの」



ハルカがボソっと言った。



「はぁ?どう言うこと。。。?」



理解できない様子で私を見つめた。



「あのね。。裕ちゃん、実は子供まで居たみたいなの」



ハルカが言えない部分を私が綾ちゃんに伝えた。



「えっ。。ちょ、ちょっと待って!!」



綾ちゃんがハルカを見つめた。。



ハルカは下をうつむくとまた泣き出してしまった。




「また、嘘つかれたんだよ。。」



私は綾ちゃんに言った。



「。。。信じられない!!あの男!!」




「私もそれ聞いて殴りにいきたいくらい腹が立ってる!!」




「えっ、それでハルカはこの腕を。。?」



「うん。。」



すると泣いているハルカを綾ちゃんも強く抱きしめた。




「ハルカ。。こんな事しないでよ。。。私まで辛いよ」



「綾ちゃん。。ごめんなさい」



ハルカが泣きながら謝る。




「謝ることなんてないよ。。痛かったでしょ。。」




「うん。。」



そんな二人を見て私もまた涙が止まらなかった。。
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