人形達の踊り

ミシェル「どういう事？」
首相「それは、私の方から説明しよう
今回、君の同僚、そしてテロ計画の情報を知っていた者を殺すように命令したのは
他でもないこの私だ」
ミシェル「という事は、やはりこの３人も関与してたのね」
プーペ「バレていましたか・・・」
ミシェル「ただの女の勘だけどね
それで、続きをお願い出来ますか？」
首相「今回テログループの逮捕に関与した人物が
その計画を引き継ごうとしているという情報が
私の元に入ってきた。」
ミシェル「そんな、まさか・・・」
首相「今回計画を引きついだ者達は
この国の浄化を目指すという目的で集まった集団だ
私利私欲が全くないこの集団は
いつ計画を決行するか分からない
その為私は、犯人グループ全員の把握と説得
それが不可能な場合射殺も止むなし
という命令を出したのだ」
ミシェル「でも手口が・・・」
首相「今回のこのテロ計画が同じ人間を生まないよう
確実に痕跡を消さなければならなかった
故に公安によって射殺されたという証拠も
消さなければならなかったのだ」
ミシェル「では、私も・・・」
首相「その件を話す為にもここにお呼びしたのだ
今回この３人の捜査の結果、貴方は一切の関係がない
という報告を受けた
しかし、テロ計画が存在したという情報は
一片たりとも表に出してはならない」
ミシェル「それで私にこの３人を向かわせたのですか？
監視の為に」
プーペ「少し違う・・・
まずは、あなたの情報を知る為に
部屋に盗聴器を仕掛けさせてもらいました」
ミシェル「じゃあ、あれはあなたが・・・」
プーペ「そうです
最初他の国の名前は挙げましたが
我が国の名前は口にしなかった
我々が仕掛けた事に気づかないように・・・」
ミシェル「なんて事・・・女性の部屋を盗み聞きなんて
最低ね」