君だけのナイト
「ねぇ望君」


雪乃は望に話しかけた


「今日雪見た?」
「うん」


望は返事をした


「今も降ってるよね。積もったらいいな」


望と雪乃は窓の方に目をやった


「そうだね」


雪乃は望の笑顔に思わずとトキめいた


「本当に笑顔ステキね」


望の顔はすでに真っ赤だった


「そうかな?恥ずかしいよ」
「そうよ、すごく優しいしまるで王子様みたい」


雪乃はなんのためらいもなく言葉が出た


「そんな、僕なんか」


それを見ていた綾芽はとっさに雪乃の気持ちに気づいた
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