君だけのナイト
「今日は付き合ってくれて、ありがとうすごく楽しかった」


望は綾芽の手を握った。めちゃめちゃ暖かい。ぬくもりを感じる


「そういえば、後少ししたら、正月だね。来年は僕ら卒業するのか。9年間ってあっというまだ」


綾芽もうなずいた。二人の進路は綾芽は地元のK大で望はサラリーマンだった


「卒業したら今までみたいにずっと一緒ってわけじゃなくなるのね。」


ためいき


「寂しい?」
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