君だけのナイト
体育館の裏・


「ここだよね」


綾芽は結局行くことにした


「よかった来てくれたんだ。うれしいよ」


確かにかっこいい顔をしていた


「俺と付き合ってくれないかな?ずっと前から好きだったんだ
九条さんのこと」


司は綾芽の両肩をつかんだ


「きゃっ!ごめんなさいつきあえません」
「!」


綾芽はその場から去ろうとした


「待てよ!それだけかよ」


突然司の態度が激変


「なっ!放して」
「いやだ!俺はあんたが好きだ。そんな簡単にあきらめられっかよ!」

「やめて放して」


綾芽は逃げ出そうとするが司に後ろから抱きつかれて動けない状態に


「だまれ!ちやほやされて良い思いしてきたみたいだが、あんまり調子にのんなよ!」


「誰か助けて」

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