君だけのナイト
冬・クリスマス間近
目覚まし時計が鳴る中、主人公・九条綾芽は寝床に入っていた。
しかし
数秒後
現実に引き戻された


「いやあ!遅れますわ」


綾芽は急いで制服に着替え、階段を駆け降りる。そして階段の上がりぐちに


「綾芽様おはようございます」


彼がこの小説の準主役の永惟望・本人だ。彼は家の事情で、数年前からこの家で使用人として
働きながら高校へ通っている。歳は同い年だ


「望さんどうしてもう少し早く起こしてくれませんでしたの?」


ちなみに私は寝起きが悪い。



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