君だけのナイト

第3章

話がずれている


「早く放れた方がいいと思うよ」


普段とはまったく違う望だった
「永惟君」


綾芽も何がなんだかわからなかった


「離れなかったどうする?」


司は一歩もひかない


「強制的に放すまでさ」


望もかなり激変


「なっ!こいつ!」
「九条さん、彼と僕から離れて」


小声で


「あなたは僕が守る」
「わっわかったわ」
(なんかいつもの望さんと違うなんでこんなにたくましかったかしら?なんか・・・カッコイイじゃない)

< 21 / 354 >

この作品をシェア

pagetop